この記事では、幼稚園の登園拒否で癇癪を起こす子どもへの対応方法について書いています。
子どもの登園拒否、癇癪、本当につらいですよね。。。
我が家は満3歳で入園をしたので、まだイヤイヤ期が続いていて登園するのが本当に大変でした。
子どもの登園・降園拒否に悩んでいる方
子どもの癇癪対応に悩んでいる方
毎日の登園でノイローゼになるくらいしんどい思いをしている方
の参考になれば嬉しいです。
この記事を読めば、登園拒否で癇癪を起こした時の対応のヒントが見つかるはずです。
結論からいうと、我が家はクールダウンと振り返りが効果的でした。
登園拒否中の癇癪に対する対応方法

子どもに登園を拒否されるとしんどいですよね。
我が家は癇癪を起こすタイプの拒否方法で、吐くまで泣くことが何度もありました。
はじめは優しく声をかけて、怒らないように頑張っていても時間がせまってくると、あせって怒ってしまったり…
毎日で終わりが見えないので、拒否され続ける毎日は本当につらかったです。
泣き声もものすごくて、虐待を疑われるんじゃないかと不安でしたね。
吐くまで泣くなんて…どうして?っていう。
そんな癇癪っ子でも、今では比較的素直に登園できるようになったので効果があった方法をご紹介します。
①クールダウン
癇癪を起こしてしまった時は、何を言っても本人には聞こえていません。
私はこのことに気付くまでに結構時間がかかってしまいました。
「行きたくないんだね、でも先生が待っているから行こうか」とか「時計の針が9のところになったら行くよ」など、話しかけることが多かったんですが、もう癇癪を起こしている子どもは何を言ってもイヤなんです。
余計なことを言うとさらに癇癪がひどくなることに気付きました。
何言っても火に油を注ぐだけだと気付いた私は、クールダウンの時間を取ってもらうことにしました。

子どもがケガしない安全な状態にして、見守る。
子どもが落ち着くまで静かにしていましょう。
なるべく大人は体力を使わないようにさらりと流すのがコツです。
癇癪にイライラをぶつけても良いことがありません…
幼稚園の時間が…と焦りますが、静かに見守りましょう。
暴れまわって叩いてくる時は「このぬいぐるみなら叩いていいよ」と渡していました。
人を叩くのは良くないですからね。。。
時間をかけると、うちの子は落ち着くようでした。
落ち着いたところで次の②振り返りに進みます。
②振り返り
本人が落ち着いたタイミングで声をかけます。
「落ち着いた?」「お話しできるようになった?」
ここで「うん」と答えたら、振り返りを始めます。

振り返りの時に話すことは2点。
癇癪を起こした原因と今後の対策を話します。
原因を確認する
癇癪を起こした原因を確認します。
我が家の場合はまだ3歳ということもあり、まだ自分で説明ができないため癇癪を起こした原因を一緒に考えます。
「幼稚園に行くのがイヤだったね」
「昨日はお休みだったから幼稚園久しぶりだしイヤになっちゃったんだね」
「もうすこし寝たかったのかな」
「寒くて服を着替えるのがイヤだったね」
など、子どもの気持ちに寄り添って癇癪を起こした原因を確認していきます。
今後の対策を考える
原因を子どもと確認した後は、今後について話し合います。
幼稚園に行くことは決まっていることなので、どうすれば幼稚園に行けるのか。
子どもが納得するようにゆっくりと提案をします。
「幼稚園に行く日なんだよ」
「行きたくなかったけどお茶を少し飲んだら行こうか」
「次からは行きたくない時は好きな番組を見てから行こうか」
【○○をしたら幼稚園に行こうね】と約束するとやりやすいかもしれません。
我が家は大好きな【肝油ドロップを食べたら幼稚園に行く】と約束をしました。
そして、ちゃんと幼稚園に行くことが出来たら思いっきり褒めます。
クールダウンと振り返りをくりかえす
ここまで読んでいて「え、それだけ?」と思う方もいるかもしれません。
最初は目立った変化はありませんが、徐々にクールダウンにかかる時間が減っていきます。
最初は本当にしんどかったです。
クールダウンに30分以上かかることもありました。
それがだんだんと短くなり、癇癪を防げる日も出てきたのです。
我が家は癇癪を起こさない日が出てくるまで約5か月かかりました。(長期休み期間は除く)
そして振り返りの時に子どもと一緒に考えた「今後の対策」ですが、もちろんすぐにできるようになる訳ではありませんでした。
何度も繰り返しているうちに、振り返りをしている時に「○○するんだったね」と以前の振り返りの内容を思い出せる日が出てきます。
これを繰り返しているうちに癇癪になる前に約束したことを思い出せるようになり、自分で癇癪を防げるようになってきます。
幼稚園に送り届けた後、成長を感じて嬉しくて泣きました。帰り道で。笑
登園拒否中の癇癪に対する対応まとめ

癇癪の対応って手探りのことが多いんですよね。
育児書にも具体的なことがあまり書いていなくって困ったので私の対応方法をまとめてみました。
クールダウン
- 安全なところで本人が落ち着くまで見守る
※なるべく大人は体力を使わないように流す
振り返り
- 癇癪を起こした原因を子どもと確認
- 今後の対策 「○○をしたら幼稚園に行こうね」など決める
癇癪を起こしている時は子ども本人も辛いはずです。
私は癇癪を起こさないようにするのではなく、この経験を積ませることが大切だと思います。
この経験を積むことで、癇癪を起こしそうな時に気持ちの切り替えのできる大人になっていくのではと考えています。
私もついイライラすることが多くて、アンガーマネジメントの本を読んだことがあるのですが、よく似たことが書いてあるんですよね。
ひとりになる。
自分の感情を認めて、怒りを発散する方法を見つける。
水を飲む。 など
子どもの健診で保健師さんに子育てでイライラすることがあると相談したら、大体同じようなことを言われました。
【感情に振り回されそうになったときのセルフケア】
①一人になれる安心できる場所にいく。
②怒りや悲しみなど、どんな感情であっても否定せずに認める。
③自分にとっての感情発散の方法を試す。
④胸に手をあててゆっくり3回深呼吸をする。#自己肯定感 #コーチング #アンガーマネジメント— 自己肯定感向上コーチ あかるか (@akalka_coaching) March 3, 2022
子どもは感情のコントロールの練習中だと割り切って、あまり体力を使わないように対応したいですね。
とはいえ親だってストレスがたまる!!!!おすすめストレス解消法
後日談になります。
満3歳で上記のような登園拒否を経験して、なんとか幼稚園に通うようになり慣れてきたあたりで年少さんに進級をしました。
息子は長男だからか?とても慎重派で新しいことに挑戦する時はこわいこわいと泣き叫んでやらないタイプです。
(支援センターのイベントなどに参加しても端っこでぐずってるタイプ)
新しい教室、新しいお友達、新しい担任の先生、満3歳では着ることのなかった制服…
彼にとって全部嫌だったんでしょう。
また激しい登園拒否が始まってしまいました。
満3歳より1年成長しているので、拒否の仕方も激しく・声もうるさく去年は言えなかったようなにくたらしい発言もします。
下の子のイヤイヤ期も重なり本当にストレスがたまりおかしくなりそうでした。
登園拒否ノイローゼでした…
私の子どもの場合は何も言わずに見守って、振り返るのが効果的だとはわかったんですが、ストレス解消法をみつけるのに必死でいろいろやりました。
ストレス解消法①誰かに聞いてもらう
夫に聞いてもらってもなんか腹立つような返答しか返ってこないので、夫以外の人に聞いてもらうのがおすすめです。
私は、支援センターや児童館に行って先生に話を聞いてもらいました。
夫が休みの日はなんと子どもを連れず1人で行ったこともあります。笑
それくらい登園拒否のストレスがやばかったんです。
支援センターや児童館に行くのって正直しんどいんですよね。
基本下の子がいるから準備をしていくのも大変ですし、遊ばせないとなんで体力的には疲れるんです。
でも、職員さんに
お母さん頑張ってるよ
幼稚園に行っちゃえば楽しそうにしているならいいじゃない
お家ではいい子で幼稚園では手が付けられない子だと大変だよ、逆じゃなくてよかったね
お家が大好きってことだよ
とそれもそうだな、と思えるような声掛けをしてもらうだけで少しすっきりしました。
私たち親も人から認めてもらうって大事なんだなと実感しました。
私全然頑張ってないよ、ダメな母親だなって何度も思いました。
ストレス解消法②ワイヤレスイヤホンで育児の片手間に好きなアニメを聞く
私はAmazonプライム会員なので、プライムビデオでずっと鬼滅の刃を見ていました。笑
ガッツリ観ちゃうと子育て中は危ないので、ワイヤレスイヤホンで片耳だけで聴く方法を取っていました。
ちなみにワイヤレスイヤホンはダイソーのものです。
ワイヤレスイヤホン最高
これは育児中の必須アイテムだわ…
結局スパセで買うの忘れててダイソーで買ったんだけど、家事やりながらくらいしか聴かないから私には十分だった☺️💚 pic.twitter.com/aHehYRUbn5
— でらこ💚ROOM攻略ブログ4/4更新🌼3y👦🏻1y👧🏻 (@Deraco_7) March 15, 2022
耳だけですが何回も観てるのでもう映像が浮かびます。
ギャンギャンわがままを言っていてもなんとかこらえられました。
今まさにこの記事を読んでいるお母さんお父さん本当にいつもお疲れ様です。
頑張って乗り越えましょうね…
何か良いストレス解消法が見つかりますように
おまけ│子どもを叱りすぎた時に読みたい本
私は本が大好きでいろんな本を読みあさっています。
最近はAmazonのAudibleで聴く読書が出来るようになったので読書がはかどっています。
今回は子どもを叱りすぎた時に読んで良かった本をご紹介します。
漫画で読みやすく「なんでこんな困ることばかりするの?」という疑問が少し解消されました。
こういう理由でワガママを言うんだと腑に落ちるところがあって良かったです。
本のように上手くいく時といかない時はありますが、ワガママの対応方法の参考になりました。
怒るのはやっぱり子どもによくないんですね…夫にも共有して試している最中です。
本があると夫とも情報共有しやすいんですよね。
自分たちは親から叩いて育てられてきた世代ですし…
子育てがしんどくて子どもたちに怒ってばかりの最近読みました。
私自身子どものころは、姑とうまくいっていなかった母親から叱られることが多かったんですが、不機嫌なしつけって良くないんですけど、どうしても連鎖するんですよね。
でも産まれてきた子どもには、そんなの関係ない。
毒親タイプの母親に育てられた人には刺さる本だと思います。
自分の心と向き合って、成長していきたいなと感じることが出来ました。
手帳形式で自分の感情を書き込むことができます。
まさにトレーニングブック。
感情をメモることによって客観的に自分の気持ちを整理することができます。
このブログ記事でいう「振り返り」ができる本ですね。
他にもおすすめ本や対応方法があったら教えてください。
これだけ本を読んでいても、怒って後悔することも多く自分の未熟さを思い知らされます。
罪悪感を持たずに子育てできるように親として成長していきたいと思います。
育児で忙しい中、最後まで読んでくださってありがとうございました。
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